校長挨拶-PRINCIPAL GREETING-
校長挨拶
校長挨拶
山形県立加茂水産高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校の教室の窓からは、毎日刻々とその表情を変える日本海と、雄大な鳥海山を望むことができます。生徒たちはこの恵まれた自然環境の中で、「海・船・水産物のスペシャリスト」になることを目指して、日々の授業や乗船実習、部活動などに励んでいます。
加茂水産高校は、昭和21年に「山形県水産学校」として開校し、今年度創立78周年を迎える、歴史と伝統を誇る山形県内唯一の水産高校です。《熱・意気・団結》・《不撓不屈》・《質実剛健》を校訓とし、関連する産業や地域を支え、地域を元気にする人材育成に取り組んでいます。実習船「鳥海丸」での乗船実習、マリンスポーツや水族館概論といった専門科目、さらには世界につながる海を素材にした課題研究や海洋に関する研究活動など、本校でなければ実現できない学びを通して、水産・海洋系に関する知識や技術を学びながら、本校でしか取得できない様々な資格取得にも挑戦しています。
本校はこれまで、地元加茂地区や鶴岡市内の様々な企業・関係機関と連携して、海洋関係の研究や新たな水産食品開発などに取り組んできました。昨年度からは、加茂水産高校産業教育連携協議会を設立して、自治体や産業界さらには地元大学の協力もいただきながら、地域を学びのフィールドとした、実践的・体験的な学習活動を行うことで、学校の特色化、魅力化を推進しています。
さらに今年度は、文部科学省の事業である「DX加速化推進事業」に採択されました。本校では、実習船「鳥海丸」と学校間のネットワーク環境を構築することでデータ共有などが可能となり、今後の授業や共同研究等がさらに発展したものになることを目指しています。
保護者、地域の皆様方には、本校の教育を温かく見守りご支援をいただいておりますことにお礼申し上げます。これからも、本校の教育活動へのご理解、ご協力をお願い申し上げますとともに、幅広い視点からご意見を頂戴できれば幸いに存じます。なお、本校の教育活動の様子や生徒の活躍状況については、ホームページや公式のFacebook、Instagram等で随時発信しております。是非ご覧いただき、本校への理解を深めていただければ幸いです。
今後も生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、入学した生徒全員が「加茂水産高等学校で学んで良かった」と思える学校を目指して、教職員一同本校の教育活動に励んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
令和6年6月 校長 小山 和彦